プログラミング言語の選び方
C、C++、C#、JAVA、Python、Visual Basic…
「プログラミング言語は種類が沢山あって、何を選んで勉強していったらいいかわからないよ。」そう感じている方々も多いのではないでしょうか?
実はプログラミング言語には、それぞれ得意な分野、不得意な分野があります。
プログラミング言語を選ぶ時には、まず、あなたが「プログラムで何をしたいか」を考えてみてください。
今日は、皆さんのニーズ別にオススメのプログラミング言語をご紹介します。
1. 事務仕事が非効率なので改善したい
2. AI・機械学習について学びたい
3. スマホアプリを作りたい
4. ゲームを作りたい
事務仕事が非効率なので改善したい
仕事をしていると、多かれ少なかれ、ExcelやWord、Outlookを使って事務仕事をしますね。
これらMicrosoft製品の企業における普及率は非常に高く、ほとんどの方は日々Excelなどを使っていると思います。
例えば毎月、会計システムから過去の売り上げデータをダウンロードして、Excelの中で支店別の集計をかけ、さらに時系列の変化、売り上げ目標の達成率なども作ってグラフを作って、グラフタイトルを書き込んで…
もしかしたら、こうした手作業で、毎月1,2時間かかっているかもしれません。
ExcelにはVisual Basic for Application (VBA)というプログラミング言語が組み込まれています。
上記の一連の作業をプログラムとして書いてしまえば、売り上げデータをダウンロードした後、VBAを実行している数秒間で資料が完成してしまいます。
しかも、Excel VBAからOutlook を立ち上げて、出来た資料をメールで自動送信するなんてことも出来てしまいます。
基本的に、Excelで手作業でやっていることは全てプログラムにすることが可能で、仕事の効率を上げることが可能です。
日本セクレール®教育協会では、ビジネスセンスを磨くセクレール®ベーシックスとテクニカルスキルを習得するVBAプログラミング講座を開催しています。
また、毎月、プログラミング入門のための無料体験講座を開催しています。
ぜひ、楽しい雰囲気の中でプログラミングを体験してみてください。
AI・機械学習について学びたい
AIという言葉をネットのニュースで見ない日が無いぐらい話題の技術ですね。
AIの基礎となる技術として、機械学習があります。
機械学習とは、人間が学習する過程を模倣したアルゴリズムで、スパムメールの分類からSiriまで、様々なサービスとして利用されています。
AI・機械学習の分野でのプログラミングは圧倒的にPythonが得意としています。
Pythonは科学計算が得意なプログラミング言語で、大量の機械学習ライブラリが公開されていています。
近年、機械学習による株の自動売買が行われていますが、大手証券会社や金融機関はPythonのスキルを持った人を募集しています。
スマホアプリを作りたい
スマホアプリはOSの種類によって別々のプログラミング言語が使われてきました。
AppleのiOSではSwift、AndroidはJAVAで開発するのが一般的です。
しかし、近年、一つのプログラムで両方のOSに対応出来る、クロスプラットフォーム開発環境と呼ばれるものが登場してきました。
Xamarin(C#言語)やFlutter(Dart言語)です。
日本ではiPhoneの普及率が高いのでSwiftを勉強すればいいかなと思いがちですが、世界的には圧倒的にAndroidの普及率が高いです。
こうした傾向を理解して、これから勉強するプログラミング言語を選んでください。
ゲームをつくりたい
PCやPlayStationなどのゲームの開発には一般にC++が使われます。
実際のゲーム開発には、開発を楽にするためにゲームエンジンと呼ばれるライブラリ群が利用されています。
よくゲームの起動画面にUnityやUnreal Engineといったロゴが表示されると思います。
例えばUnityにはC++の開発環境を持っていて、その上でゲームの開発が可能です。
また、3Dグラフィックを簡単に扱えることから人気の高いゲームエンジンです。
Unityの環境の中でC++を学ぶことで、自分だけのオリジナルのゲームを作ることが出来ます。
いかがでしたか?
プログラミング言語は、自分の興味や目的に合ったものを選べばいいことがお解りいただけたものとおもいます。
STEAM Tokyoでは、学生のための次世代プログラミング教育を行っています。
近々、体験会を開催予定です。
体験会の詳細は追ってこのブログで告知させていただきます。