会社で「貴重な人材」として活躍するためには?

高校の文理選択で、進路が大きくニつの方向に分けられますね。
さらに、大学入試や入学後に学部や専攻が別れ、研究室に配属になるとより専門的な研究へと進んでいきます。
学生のうちは自分の専攻に夢中なので、他の領域に興味も持てないかもしれません。
また、学問の世界は高度に細分化されていて、隣の学術領域を理解することも難しいという状況もあります。
こうして、4年をかけて専門性を研ぎ澄ましていくことで、大学卒業の頃には「自分は〇〇については専門家になった。」という自信がついていると思います。
会社でも「専門家」であり続けられるのか?
運良く、自分の専攻していた学問の知識を活かせる会社に就職したとします。
会社に入ってみると、同期にも先輩にもあなたと同じような経歴で、同程度かそれ以上の実力を持った人たちが沢山います。
その会社の採用基準をクリアした人材が集まっているわけですから、当然そうなります。
あなたが「専門家」だと自信を持っていた事は、実は一年上の先輩Aも得意としていて、しかも既に周囲から一目置かれていたりします。
周囲からあなたは「〇〇の専門家の期待の新人」ではなく、「先輩Aみたいな知識やスキルを持った新人の子」と認識されます。
入社早々、「上には上がいる…」、「大学で学んだ知識だけでは、社会で活躍するのは難しいな…」と感じる瞬間です。
実際、たった1つの専門性だけで会社で活躍していくというのは極めて難しい事です。
仕事はダイナミックに変化する
昨今、仕事そのものの変化がとても激しくなっています。
世の中のニーズの変化、会社の方針、業界のトレンドなどによって、会社やその仕事のあり方は柔軟に変化していきます。
また社会全体の変化として、ここ数年、人間の仕事がロボット(Robotic Process Automation; RPA)を使って自動化されていっています。
この変化は、当初考えられていたよりも速いペースで進んでいます。
(こちらの記事に詳細をまとめています。)
こうした様々な変化によって、あなたの持つ専門性やスキルも、一瞬で過去のものになってしまうかもしれません。
会社で「貴重な人材」として活躍するためには?
答えは「2つめの専門性を持つこと」です。
自分の専門分野と同じぐらい得意とすることを、もう一つ作ることです。
こういった人たちは「Π(パイ)型人材」と呼ばれています。
人間は、得意なことはさらに得意になる傾向があります。その結果、多くの人は1つの得意分野だけを伸ばしがちです。
しかし、自分と同じような知識やスキルを持った人たちの集団の中で、良い意味で目立ち、活躍できるようになるのはなかなか難しいです。
しかし、2つめの得意分野を持っている人は、「その人にしかできない」という希少性を獲得できます。
こうして「うちの会社に2人しかいない貴重な人材」として認識されるようになります。
しかし、大学時代に丸4年分の時間を学問に専念して身につけた知識と同程度のものを、仕事をしながら学ぶわけですから、これは簡単なことではありません。
習慣的に勉強をすること
社会に出てからの勉強というのは、必ずしも机に向かって教科書を開くことだけではありません。
通勤時間にスマホでゲームをする代わりに、ネットから新しい知識を仕入れる、自宅に帰った後テレビ少し切って、通勤時間に仕入れた知識について自分の考えをまとめて書き出してみる外部の講習会に参加してみる、こうした行動の積み重ねが、勉強をする習慣につながり、2つめの得意分野を磨くことになります。
来年から小学校のプログラミング教育が必修化され、プログラミングスキルに対する意識が高まっています。
新しい得意分野を作り、会社から「貴重な人材」と認められるために、チャレンジしてみませんか?

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直近の体験講座も、とても楽しい講座になりました。

ぜひお気軽に足をお運びくださいね。

STEAM Tokyoでは、学生のための次世代プログラミング教育を行っています。

近々、体験会を開催予定です。

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