勉強を「苦しい」から「楽しい」に変える方法

どんな授業や習い事でも同じですが、学び始めた当初というのは特に苦しいものです。
自分の中に、これまで無かった新しい概念や考え方を取り込まなければならないので、脳が「苦しい」わけです。
でも、どこかの時点から「苦しい」から「楽しい」に変わった経験があると思います。
どんなことがあって、この認識の変化が起きたのでしょうか。
叱られることは学習効果を妨げる
間違ったらすぐに叱られるような授業、皆さんは好きですか?
もしかしたら、先生に叱られたくないという気持ちが先に立って、授業の内容が頭に入ってこないかもしれませんね。
ある動物実験の例をご紹介します。
T字路の右に報酬(食べ物)、左に罰(電気ショック)を置いておきます。ある時は食べ物にありつき、ある時は電気ショックを受けてしまいます。
これを何度も繰り返し、電気ショックを強くすると、動物はどちらに進むようになるとおもいますか?
「当然、報酬(食べ物)の方に進むよ」と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
動物は、進むことをやめてうずくまり、チャンスがあればこのT字路自体から脱出しようと試みます。
この結果は、人間の学習にも当てはまります。
失敗に対して罰を与えることは学習効果を下げるだけでなく、学ぶこと自体を回避させる原因になります。
一方、少しずつでも褒められていると、「ここでは安心して学ぶことができる場所だ」「学ぶことは楽しい事なのだ」と認識できるようになります。
皆さんにも、優しい先生に教えてもらった授業はなんだか楽しくて、ついつい頑張ってしまった記憶があるのではないでしょうか?
学校では先生を選べませんが、社会人が習い事や講座を選ぶ時は安心して学べる環境を選ぶことが長く続くコツです。
失敗は学びを深めるチャンス
例えば課題を解いていて間違えた時に、皆さんはどう考えますか?
あー、また間違えちゃった。自分はダメだな〜。次頑張ろう。
一見よくある考え方ですが、こう考えて次に行ってしまう人の成長は遅いです。
間違えた時に「自分はダメだな〜」の代わりに「自分はどこをどんな風に間違えたんだろう?」と考えられる人の成長はとても速いです。
自分の間違いを振り返って、「あ、ここを勘違いしていたから間違ったんだ!理解できた!」という気づきは、失敗した時にしか出来ない貴重な経験です。
この気づきが「楽しい」につながっていきます。
つまり、「学ぶことが楽しい」と感じられる事の正体は、安心して学べる環境の中で自分が成長していることを実感できる事なのです。
一旦こうした意識に切り替わると、自ら進んで学んでいくことができるようになります。

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