技術書典7でPythonの本を頒布いたします。

しばらくお休みしていましたが、STEAM Tokyo ブログ、再開です。

お休みの間に青山が何をしていたかというと「同人誌作り」です。
同人誌と言ってもビッグサイトで開かれるイベントの薄い本ではなく「技術同人誌」、いわゆる技術書を有志の個人が書いて頒布するというものです。
技術同人誌の良いところは、一般に売られている教科書的な本と違って、実際に著者が経験したことや気付きが書かれていて、知識としてより解りやすい点です。
STEAM Tokyoは、こうした技術同人誌が一堂に会するイベント「技術書典7」に出展いたします。技術書典は、たった1日の開催で1万人以上が来場する大人気のイベントです。
混雑が落ち着いた午後1時以降であれば無料で入れますので、ぜひ足をお運びくださいね。
技術書典7  ブース【く32D】
日時 2019/09/22 (日) 11:00〜17:00
場所 池袋サンシャインシティ 展示ホールC/D(文化会館ビル2/3F)
主催 TechBooster/達人出版会
一般入場は11:00~13:00のみ有料です。詳細はこちら
入場料: Web販売価格:1,000円、会場販売価格:2,000円
13時以降は無料で入れます
STEAM TokyoではPythonがこれからのプログラミングの主流になっていくと見て、初心者の皆さんに楽しみながらPythonを学んでいただきたいと考えています。
今回はこちらの書籍を頒布いたします。
『Circuit Playground ExpressとMuで始める 初心者のためのCircuitPythonの本1』

表紙は同人誌らしく(?)イラストがいいなと思っていたんですが、自分では描けないし…と悩んでいたところ、UTAUというボーカロイドソフト界で有名な帷るりさん(@teleid_dream)にご承諾いただけて、大変素敵な表紙になりました。

PythonというとWindowsやMac、LinuxといったOSが載っているパソコンで使うものと思いがちですが、Circuit Playground Expressという直径5cmしかない小さなシングルボードコンピュータでもCircuitPythonというコンパクトなPythonを使うことが出来るんです。
しかもPCと違って、1600万色を表現できるLEDや加速度センサー、マイク、スピーカー、光センサー、温度計、タッチセンサーなどの様々なハードウェアが搭載されているので、インタラクティブなプログラムをCircuitPythonで作ることが出来るんです。
今回の『初心者のためのCircuitPythonの本1』の内容を動画にまとめました。

1. 初めてのLチカ
    コラム: Pythonのパッケージとモジュールとは?
    コラム: オブジェクトを入れる変数のイメージ
    コラム: コードが動かない!?
2. Aボタンを押している間だけ高速Lチカ
    コラム:プルアップとプルダウン
3. Neopixelを左から順に白く光らせる
    コラム: range(x)とリスト
4. NeoPixelで虹の輪を作る
    コラム: 色空間
5. 光センサー(フォトトランジスタ)で明るさを測定する
6. 光センサーを応用してカラーセンサーとして使う
    コラム: シリアルとREPLの使い方
7. タッチセンサーでNeoPixelを光らせる
8. 温度センサー(サーミスタ)で気温を測定する
    コラム: Thermistorのパラメータの意味
9. サウンドレベルメーターを作る
    コラム: サンプリングレートとビット深度
    コラム: 二乗平均平方根(Root Mean Square; RMS)
    コラム: リスト内包表現
10. 音楽を奏でる
    コラム: 音階と周波数
11. WAVファイルをループ再生する
12. リズムマシンを作る
13. 赤外線リモコンの信号を解析する
    コラム: 赤外線リモコンの信号
14. 加速度センサー(LIS3DH)の値をシリアルに表示する
    コラム: I2C (Inter-Integrated Circuit)とは
15. 傾きアルペジエーター
たった5cmのハードウェアで、こんなにいろんなことが出来てしまうなんて凄いですよね。
しかも、プログラム自体も他のプログラミング言語よりシンプルに書くことができます。
ぜひご興味ある方は9月22日、ブース【く32D】でお会いしましょう。

STEAM Tokyoでは、学生のための次世代プログラミング教育を行っています。

近々、体験会を開催予定です。

体験会の詳細は追ってこのブログで告知させていただきます。

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