新時代に注目される新しい職業5つ
外資系人材会社のHAYSが「令和時代に注目が集まる新時代の職業5選」を発表しました。
- ビジネススキルを持つAI開発者
- データ・ビジュアライザー
- データ・アーティスト
- 顧客分析技術者
- チーフ・サイバーセキュリティ・オフィサー
なんだか耳慣れないものが多いですね…。
今回はそれぞれどんな仕事なのか、そして、これからの時代、どんなスキルが求められるのかを解説していきます。
1. ビジネススキルを持つAI開発者
AI技術はこれから職場にどんどん入ってきます。
ただ、実際には、ある会社が、どこかのシステム開発会社にAI開発を依頼してもうまくいかないことが多いです。
例えば、製薬会社が外部のシステム開発会社にAI開発を依頼したとします。
システム開発会社は製薬業界のことを全く知らないので、業界独特の専門用語やその意味、会社の業務上のニーズを充分に理解することが出来ず、ちょっと的外れなシステムが出来上がってくることはよくあります。
「ビジネススキルを持つAI開発者」というのは、その業界や会社のやり方を理解している人がAI開発のスキルを持つという意味です。
AI時代が近づいてきている今、今の自分のスキルに満足せず、新たなテクニカルスキルを身につけることで、会社が手放したくない人材になることができます。
日本セクレール®教育協会では、ビジネスセンスを磨くセクレール®ベーシックスとテクニカルスキルを習得するVBAプログラミング講座を開催しています。
また、毎月、プログラミング入門のための無料体験講座を開催しています。
ぜひ、楽しい雰囲気の中でプログラミングを体験してみてください。
2. データ・ビジュアライザー
データの視覚化をする仕事です。
様々な財務指標、個別案件の売り上げ、仕入れ値の変動、社員数と業務時間などなど、会社が動いていることで、日々大量のデータが発生しています。
これらのデータは、これまでは会社の中で埋もれていたか、あるいは、それぞれのデータごとに独立して簡単な集計が行われて、ざっくりと分析されていました。
しかし、仕入れ値、社員数とその業務時間はその案件の売り上げに繋がり、最終的に会社の財務指標になります。
これら、バラバラなデータの繋がりを理解して、データの解釈に適した視覚化を行うことで、一目で複雑なデータを理解できるようになります。
こうしたデータの視覚化には、SpotfireやTableau、MicrosoftのPower BIといったソフトが利用されています。
これらのソフトのスキルと業務データの関連性を理解する能力、さらに、グラフや表などを使った理解しやすい表現方法を磨いておくと、これからの時代に必要とされる人材になれると思います。
3. データ・アーティスト
データ・アーティストは、仕事のデータを分析した後、インフォグラフィックスとしてわかりやすくデザインして示すことが出来る人です。
インフォグラフィックスというのはこんな感じのものです。
データ分析能力に加えて、デザインのセンスやプレゼンテーション能力が必要になります。
4. 顧客分析技術者
どんなお客さんが何をいくらで買い物をしたか。場所はどこか、時間帯や季節はいつか、年齢、性別、職業は、支払いは現金かバーコード決済か…
コンビニで買い物を１つしただけで、こうした大量のデータが発生します。
こうした大量のデータを読み解き、企業がターゲットすべき顧客像を導き出し、どうやって顧客にアプローチするのかを考えるお仕事です。
5. チーフ・サイバーセキュリティ・オフィサー
会社の情報セキュリティはこれまで以上に重要になってきます。
ハッキング、フィッシング、ソーシャルエンジニアリングなど、攻撃者は多彩な手口で会社の秘密を盗み出そうとします。
これまでは、会社のサーバーや社員のパソコンが攻撃対象でしたが、近年は社員に貸与されているスマホやIoT機器を踏み台にして会社のネットワークに入り込もうとする手口もあるそうです。
こうした攻撃の新しい手口や新種のウイルスに関する最新情報を常に収集し、いち早く対抗策を見つけ出し、対策を講じる仕事です。
これら5つの職業を見てみると、やはり、自分の業界や会社の経験に根ざしたビジネススキルが非常に重要だということがわかります。
これからの時代は、それだけではなく、「テクニカルスキル」や、「データの繋がりを理解し読み解く能力」、それを「わかりやすく提示する能力」、さらには「最新のトレンドを知る情報収集能力」が求められていることがわかります。
