日本の女性は世界中で最もロボットに仕事を奪われやすい。

当ブログではこれまでもRPA(Robotic Process Automation) という自動化技術が各社で急速に導入されてきていて、これまで人間が行なっていた単純作業がロボットに置き換わりつつあることをご紹介してきました。

昨年書かれたIMF(国際通貨基金)のブログにショッキングなデータが示されていたのでご紹介します。

女性の仕事がロボットに置き換えられやすい国
OECD加盟国を対象に、各国の男性、女性の仕事が自動化技術でどれだけ置き換えられやすいかを調べたものです。

このグラフは、上に行くほど「男性よりも女性の仕事の方がロボットに置き換えられやすい」ことを表しています。
日本だけが他国と比べて飛び抜けて上にあることがわかります。
このデータからは、日本では女性が男性の約3.5倍ロボットに仕事を奪われやすいことを意味しています。
ロボットに置き換えられた人はどうなる?
Amazonは配送センターのロボット化を急ピッチで推し進めています。
Amazonは「ロボットは人間の仕事を奪うものではない。人間はよりクリエイティブな仕事に就けるようになる」という見解を示しています。
私はこの言葉の裏には、「もしその人がクリエイティブなスキルを持っていたら…」というただし書きがついているように思えます。
実際、Amazonはロボットを導入した配送センターの社員に、配送業者として起業するなら1万ドルを支援すると発表しています。
つまり、Amazonではもう雇えないけれど、自分で起業してお金を稼いでねというメッセージです。
これは、ロボットが人間の仕事を奪ったことと同じなのではないでしょうか?
 これからの時代、働く女性が身につけるべきこと
1. ロボットに出来ないことをする。
2. ロボットやAI時代に対応したスキルを持つ。
この二つに限ります。
ロボットに出来ないことをする。
与えられた仕事をただこなすのではなく、自ら業務の問題点を見つけ、改善するアイデアを出し、周囲を巻き込んで実行することはロボットには出来ません。
また、たとえSiriのような音声アシスタントが普及しても、人間の秘書の代わりにはなれません。
これは、適切なタイミングで適切なコミュニケーションスタイルを使い分け、心配りを忘れず、経営者の精神的な支えとなれるのは、経営感覚とソフトスキルとを高度に融合させた、人間の秘書ならではの能力だからです。
ロボットやAI時代に対応したスキルを持つ
ロボットに自分の仕事が置き換えられる前に、ロボットや今後普及するAIの設定や運用を考える人になれば、仕事を失うことはありません。
ロボットの設定はプログラミングの知識があると圧倒的に有利です。
詳しくはこちらに書いてありますのでご参照ください。
プログラミング言語そのものも重要ですが、プログラミング的思考が身についていればロボットに使われる側からロボットを使う側へとシフトすることが可能になります。

日本セクレール®教育協会では、ビジネスセンスを磨くセクレール®ベーシックスとテクニカルスキルを習得するVBAプログラミング講座を開催しています。

また、毎月、プログラミング入門のための無料体験講座を開催しています。

ぜひ、楽しい雰囲気の中でプログラミングを体験してみてください。

STEAM Tokyoでは、学生のための次世代プログラミング教育を行っています。

近々、体験会を開催予定です。

体験会の詳細は追ってこのブログで告知させていただきます。

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