最近の若者は本当に出世したくないのか?
「最近の若者」と口にしただけで、自分が老けたな〜と感じてしまいますが…(笑)
「最近の若者」は欲がないと言われています。
人づきあいに消極的で、高価な時計や車にも興味がなく、出世もしたくないんだそうです。
でも、本当に彼らは出世したくないんでしょうか?
「出世する」とはどういうことか?
係長、課長、部長といったポストにつく。
とてもわかりやすい出世のイメージですね。
しかし、ここ20年ほどで組織のフラット化が進んできています。
これは、企業の意思決定のスピードを上げるため、承認者を少なくする狙いです。
こうした会社では、細かく役職が分かれていませんので、40代になっても一般社員のままという人もたくさんいます。
出世の本質とは他者に知られ、認められる地位につく事です。
それは、必ずしも社内の管理職ポストにつくことではありません。
2つのキャリアパス
会社に入ってある程度の経験を積むと、「部下を持つ管理職になるか、それともスペシャリストとして生きていくか」という選択をしなければならない時が出てきます。
管理職になるという事は、今までやってきた個人としての成果を追求することを全て捨てて、部下や組織の成長を追求する、全く別の職種につくことを意味します。
スペシャリストの道は、個人としての成果をさらに追求し続ける事です。
私はこれももう一つの出世の道だと思います。
自分ならではの経験や知識を持って、自分の成果を追い求める事で周囲からこんな言葉を聞くことになります。
「〇〇の業務は、彼に聞けば細かい部分までよくわかるよね。」
「あの難しいプロジェクトは、彼女だからこそ任せられる。」
これはまさに、他者に知られ、認められる地位についたということだと思います。
わずらわしい事はイヤだけど「認められたい」
正しくは「出世したくない」のではなく、管理職になって、部下たちとの人間関係や部門間調整といったわずらわしい事がイヤという想いなのではないでしょうか。
一方、業績評価の面談をしていると、「最近の若者」の自己評価は非常に高く、どちらかというと他の世代よりも「認められたい」という気持ちが強いです。
そう考えると、「最近の若者」は、リーダー気質の人が減って、スペシャリスト気質の人が増えただけで、出世したい気持ちは変わらず持っているように思います。
より高い成果を出していくためには、自分のスキルを常に磨き続ける必要があります。
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