AI、機械学習、ニューラルネットワーク??

突然ですが、この女性は誰でしょう?
答えは下の方に書いてあります。

当ブログでもよく人工知能やAIという言葉を使います。

しかし、それぞれの人で「AI」のイメージは様々です。
特に、様々な用語が出てきて混乱しているかたも多いようにおもいます。
今日はAIとそのそのアルゴリズムについて簡単にご紹介します。
私たちは「特化型AI」しか作ったことがない
例えば映画「ターミネーター2」でシュワちゃんが演じていたロボットは人間のように推論と学習を繰り返して的確な状況判断と未来予測をし、敵の裏をかくといった行動までしました。
これは今の学問で「汎用AI(General AI)」と定義されるもので、まだ人類が実現したことのないものです。
いま実現されているのは「特化型AI(Narrow AI)」と呼ばれているもので、特定の作業に対して圧倒的な能力を発揮しますが、他のことは出来ません
例えば2015年に話題になったAlpha Goは囲碁で人間のプロ囲碁棋士を破りました。
このAIは、囲碁の能力に特化したいわゆる「特化型AI」です。
Alpha Goはニューラルネットワークという機械学習アルゴリズムによって、様々な対局を学習し、最適な一手を導きだします。
また、SiriやAlexaといった音声エージェントも、会話に特価したAIで、そこにお店の予約や地図の検索などの付加的な機能がついているだけで、特化型AIの域を出てはいません。
AI、機械学習、ニューラルネットワーク??
なんだかいろんな言葉が出てきて混乱してきましたね。
簡単に図示するとこんなイメージです。
ちょっとスッキリしたのではhないでしょうか?
機械学習の中にある数々のアルゴリズムのうちの一つがニューラルネットワークです。
DCGAN
Deep Convolutional Generative Adversarial Networksの略で、大量の画像データを学習させて新しい画像を生成することができるニューラルネットワークの一つのアルゴリズムです。
フリー素材の写真ACがDCGANを使った、AIが生成した、実際には存在しない人物の顔写真を作れるサービス「AI人物素材(ベータ版))」を公開しました。
なかなか面白いのでぜひ試してみてください。
実は、トップの女性の画像はこのサービスで生成した現実には存在しない人物です。
DCGANのアルゴリズムは複雑なため、ここでは解説しませんが、機械学習がクリエイティブなことにも利用できるというとてもわかりやすい事例ですね。
もちろん、ニューラルネットワークをはじめとする機械学習のアルゴリズムは人間によってプログラミングされたものです。
従来、コンピュータは命令された事しか出来ませんでした。
しかし、機械学習によって、設計者でも結果を予測できないものをコンピュータが生み出すことが出来るようになりました。
近い将来、様々なデバイスや家電製品に当たり前のようにAIが組み込まれるような時代が来た時、私たちはどんな生活をしているのでしょうね。

日本セクレール®教育協会では、プログラミング入門のための無料体験講座を毎月開催しています。

この日の様子は日本セクレール教育協会の公式ブログでも紹介されていますのでご参照ください。

STEAM Tokyoでは、学生のための次世代プログラミング教育を行っています。

近々、体験会を開催予定です。

体験会の詳細は追ってこのブログで告知させていただきます。

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